機能
ITILプロセス
ITILで定義されている「イベント管理」「インシデント管理」「サービス要求管理」「問題管理」「変更管理」「リリース管理」の管理プロセスを提供します。
それぞれのプロセスを個別でデータベースとして持つだけでなく、お互いの情報を紐づけて管理可能です。
導入事例
構成管理
ITILで定義されている「構成管理」を実現します。 構成管理アイテムを 「サービス」「ハードウェア」「ネットワーク」「ソフトウェア」 「ドキュメント」に分けて管理します。 「サービスオペレーション」「サービストランジション」の各プロセスとの紐づけも可能です。提供するサービスを確実に把握し、品質を向上させるための重要な機能です。サービストランジション・サービスオペレーションの各プロセスとの紐づけも可能です。
導入事例
顧客管理・契約管理
構成管理と紐づけた形でサービス契約の管理を実現します。また、「企業情報・社員情報」「顧客情報」「ベンダー情報」の管理が可能です。
導入事例
情報管理
LMISに蓄積された過去の情報は、すべて「ナレッジ」として蓄積されていきます。Salesforce基盤の強力な検索機能を活用することで、自分が必要な対応履歴を簡単に探し出すことができます。 ヘルプデスクの対応の標準化を実現する上で重要な機能です。 また、LMISで提供する各プロセスを更にタスクに分解し、実作業レベルの管理を実現します。
導入事例
可視化・分析
Salesforce基盤が顧客分析のビジネスで培った強力なレポート機能・ダッシュボード機能をそのまま利用することができ、テンプレートも100種類以上用意しています。 また「サービスオペレーション」「サービストランジション」「構成管理」の各情報は、「関連情報エクスプローラ」でその繋がりをビジュアル化できます。 作業の影響範囲・障害の影響範囲を直感的に把握することができます。
導入事例
オプション機能
エンドユーザーに対して「問い合わせ」「申請」「FAQ」「お知らせ」の窓口を公開するセルフサービスポータル。リリース管理のプロセスで承認されたリリースの実作業を自動化し、「時間・工数」「作業ミス」「作業ログの管理」から解放するAutomatic Release。構成管理で必要な、インベントリ情報の収集をエージェントレスで実現するAutomatic CI collectorなど、 さまざまなオプションも提供しています。
また、新オプション「コンシェルジュ」の提供もこのたびスタートしました。
導入事例
株式会社KNT-CT・ITソリューションズ(取材当時:株式会社NTTデータ テラノス)様
連携機能
メール連携・CSV連携・API連携の機能を提供しており、外部システムとの連携も可能です。 ITILプロセスを実現する上で必要な他の運用管理ツールとの連携も、簡単に実現できます。
連携ツール・連携サービス
LMISの連携機能を使い、ChatGPTや監視ツール、RBA(Runbook Automation)、RPA(Robotic Process Automation)などとの連携が可能です。 またLMISの基盤であるSalesforceでは「AppExchange」という国内最大級のエコシステムが運営されています。 CTIやChatツール、帳票作成ツールなど、LMISと連携することで効果を増大させる様々なサービスをご提案可能です。
導入事例
基本機能
リストビュー
各プロセスに登録済みの情報は「リストビュー」の機能を利用することで、簡単に抽出表示させることができます。抽出条件・表示項目を指定するだけで、簡単に新しいビューを作成することができます。このビューは、システム管理者が作成し、LMISユーザー全員に共有することもでき、個々のユーザーが自分専用のビューを作ることも可能です。
ファイル添付
各プロセスに登録されるレコードにはファイルを添付することができます。
- 添付できるファイルサイズは標準で25MB
- 一つのレコードに添付できるファイル数に上限なし
- 添付できるファイルの種類に制限なし
- ドラッグ&ドロップでも添付可能
- 添付されているファイルは、対象のアプリケーションがなくとも、ブラウザで表示可能
メール通知・メール受信
LMISはレコード登録やステータス変更、エスカレーションのタイミングで対象者にメールを通知することができます。インシデントの対応期限など、時間を軸にしてのリマインドメールの事前送付や期限超過のメールなども送信可能です。また、LMISに設定するメールアドレス宛にメールを送信することで、レコードの自動登録も可能です。主にイベント管理・インシデント管理で利用します。
活動履歴・対応履歴のリスト表示
LMISの各プロセスにおいて、作業の履歴・電話での履歴などを「活動履歴」としてレコードに紐づけて保存可能です。また、メールでのやり取りについても活動履歴に保存でき、LMISに対応履歴の集約が可能です。
変更履歴(ログ保存)
LMISの各プロセスの項目の変更履歴については、ログとして最低18か月間保存されます。アーカイブして保存することも可能です。また、オプションを利用することで、保存期間を最大10年間まで延ばすことも可能です。
大容量データ・大容量ファイルの保存
LMISはクラウドサービスですが、大容量の情報を保存可能です。標準契約での利用者数である25ユーザーにおいても500万件のレコード、60GBのファイル添付ができます。ユーザー数の増加に比例して容量も増え、また容量のみを増やすオプション契約もご用意しています。
安全・安心・安定のSalesforceクラウド基盤
LMISの基盤であるSalesforceは日本においても20年以上ビジネス展開をしており、保存されるデータは日本国内のデータセンターにのみ保管されています。そのクラウド環境については、「機密性」「保全性」「可用性」「監査性」に重きをおき、安全・安心・安定のサービスを提供しています。
高度なパスワード管理
大文字小文字、英数字記号の混在、定期的なパスワード変更、同一パスワードの流用禁止など、パスワードに様々な条件を付けることが可能です。
IPによるアクセス制限
グローバルIPアドレスで制限をかけることにより、クラウドサービスながら外部からのアクセス制限を行うことも可能です。
2段階認証・2要素認証
LMISへのログインの際に、メールアドレスやスマートフォンの専用アプリケーションによる2要素認証・2段階認証の設定が可能です。
GUIによる環境設定(コンフィグレーション)
自由な管理項目とページレイアウトの作成
Salesforce基盤である特長を活かし、管理項目を自由に追加・削除・変更が可能です。また各プロセスや各構成情報において、複数のページレイアウトを作成することができ、入力するユーザーや入力する情報の種類により、レイアウトを選択することができます。
ユーザーごとにプロセス・レコード単位でのアクセス設定
ログインするユーザーごとにプロセス単位・レコード単位でのアクセス権の設定が可能です。
プロセスごとに複数のステータス管理・ワークフロー管理が可能
ITILのそれぞれのプロセスにおいて、複数のステータスやワークフロー・承認者の設定が自由に行えます。
シングルサインオンの設定
Active DirectoryやAzureADと連携し、シングルサインオンの実現も可能です。(SAML2.0に対応)
データ連携・データ移行のツール・ユーティリティの提供
データ入力やデータ出力のユーティリティを提供し、LMIS上のデータの自動取り込み、自動出力が可能です。また、Salesforceが提供するデータ管理の専用アプリケーションを利用することで、データの利活用も簡単に行えます。
Sandbox(開発環境)の自由な構築
LMISの基盤であるSalesforceはSandbox(開発環境)を25環境まで無償で作成が可能です。新しい設定やバージョンアップの検証の際、各ユーザーがSandboxを作成して検証することができます。